42歳で無資格・未経験で飛び込んだ介護業界。現在、有料老人ホームで働いています。知らないことが本当に多く日々奮闘中です。
早いもので介護の仕事についてから早くも1年がたちました。
それでね、1年間で小さなメモ帳はかれこれ6冊ほどになるんですけど、1冊目のメモ帳をまだとっていたので、どんなことをメモしてるのかなーって振り返ってみました。
記念すべきはじめのページと次のページにはその日の申し送りが書いてありました。
”帰宅願望”とか”ナースコール押しまくり””自分でトイレ”などなどを書きなぐっていました。
そして3ページ目には、その日色々教えてくれた介護主任の言葉がメモされていました。
久しぶりにノートを見たら、懐かしいとともにハッとさせられました。僕はうまくやれているだろうか・・
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介護技術はあとからついてくる、それより大切なのは・・
未経験で無資格で飛び込んだ介護のお仕事。その仕事の初日。
緊張とワクワク、いや、、緊張してドキドキの方が断然多かった。
朝の申し送りは何を言っているかチンプンカンプンではあったが、とにかく言っていることをメモした。空欄が多いのは聞き取れなかったり、専門用語で言葉の意味を理解できなかったからだろう。
初日は介護主任が僕に色々と教えてくれた。そして彼は僕に言った。
一番大切なのは、利用者さんのひととなりと個性を理解すること。先輩たちでもこれができていない人もいます。介護の技術はあとからどうにでもなるので・・・
人となり、個性を大切に・・
あとになってから知ることになりますが、初日に介護主任に言われたことはこの仕事の幹になることだったということです。
今でこそトイレ介助や入浴へのお誘いなどをなんなく（いや、なんなくではないか(笑)）していますが、利用者さんの個性を理解していないと仕事が行き詰まることに何度も遭遇してきました。
入浴拒否が強い〇〇さんを入浴にお誘いする際は、
同じ入浴拒否の強い△△さんをお誘いするときは、
強引に入浴へ連れていく先輩などもいるんですが、そこに連れてこられた利用者さんはお風呂で大変だったりします。めっちゃ不機嫌でこちらの言うことを聞いてくれなくなったりします・・（何度か経験ありです）
入浴のお誘いで言えば、その方が拒否する理由を理解し、それに対して解決策、または妥協策を提案しながらお声かけをする。
そのときにムリなようなら人を変える、時間を変えるなどして誘導する。
その利用者さんとの信頼関係なんかにもよって変わってきたりもします。ほんと、奥が深いですよね・・・。
ベテランさんより新人さんが、サラッと入浴拒否の利用者さんを誘導できたりしたりね。
介護は人と人との関係性がとても大切な仕事
介護のお仕事って多岐にわたります。身体介護にしろ、入浴へのお誘いにしろ、その方のADLや個性、ひととなりを理解していないとスムーズに行えないことが多々あります。
利用者さんとたくさんコミュニケーションをして、関係性を育てることも大切だなーって思う次第です。もちろん人と人だから、合わない人もなかにはいたりして。
でも、だからこそのチームプレー。〇〇さんには僕はなかなか合わないけど、先輩の□□さんは得意。とか△△さんは先輩の□□さんは合わないけど、僕は得意っす！みたいなこともあったりします。
ほんと介護の仕事って「人」と「人」。
マニュアルも大切だけど、決まりきった型が存在しなかったりする。面白くって奥が深い仕事だな――って思うわけです。そうやって日々を過ごしたらなんか楽しくなってきます。
今の日本は超高齢社会。
そして迫りくる2025年問題。団塊の世代が後期高齢者となり、介護職員は38万人不足する。と言われています。
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