42歳で無資格・未経験で飛び込んだ介護業界。現在、有料老人ホームで働いています。知らないことが本当に多く日々奮闘中です。
僕らが普段何気なくしている日常動作もすごいメカニズムで行われているんです。
介護のお仕事をするまでは全然意識することがなかったです。
椅子から立ち上がる介助もちょっとしたコツがあることを一緒にお仕事をしている先輩から学びました。
です。
まずは無料相談から
▶カンタン1分!無料転職サポート登録。
▶専任アドバイザーがサポート。
▶施設内の人間関係や評判など自分だけじゃ手に入らない情報もゲット。
Table of Contents
人間の立ち上がりの仕組み
そうそう。椅子からの立ち上がり介助の前に、人間の立ち上がりの仕組みについて考察してみます。
人間の椅子の立ち上がりの動作って、無意識だけど実はとってもテクニカル。
複雑な動きをすっとやってしまうんです。
これがご高齢になるとスムーズにできなくなったり、意識しないと立てないようになったり。
まずはここで立ち上がりのシステムを見てみましょう。
まずはイスに座った状態。支持基底面が広く安定した状態。
立ち上がるときは足を引き頭をさげて重心の位置をずらします。僕らは意識なんてしないんだけどね。
足に重心をのせてバランスを取りながらお尻を浮かします。このときとても不安定になるので転びやすい状態です。
そして徐々に頭を上げて重心をしっかりと足に乗せて立位の体制となります。
椅子からの立ち上がり介助
ある日。立位はある程度とれる手添え歩行介助が必要な利用者様を椅子から立ち上がりの介助をしているとき、先輩に注意を受けたんです。
それだとお互いにしんどいよって。自分がしんどいということは相手もしんどいんだそうです。
そういえば腰が痛いなーって日々感じていたところです。”椅子からの立ち上がり”という当たり前の動作にもメカニズムがあるんです。
さー、順番に見ていきましょう。
①まずは声掛け
介助される人に目線を合わせてお声かけ。笑顔でちょっとした会話を挟むと拒否もなくスムーズに。
②腕をつかんでもらう
介助者と解除される人が片腕ずつ外側からお互いの腕をつかみます。解除される人から腕をつかんでもらいます。
③床の面と平行に肘を引く
ここが最大のポイント!僕はここで注意を受けたんだけど・・・
上に引っ張ると介助される人に負担がかかってしまいます。そして介助する人にも・・
立ち上がる時は人の重心は前に移動します。腰を落として床面と平行に肘を引きようにします。
④立ち上がりを支える
介助される人が自然に立ち上がれるように支えます。ここでも持ち上げないように・・。
立ち上がり介助のポイント
ついつい肘を持って上に引っ張ってしまっていたんですけど、これだと自分にも相手にも負担がかかってしまいます。
ちょっとした力の入れ方で全然変わってくるんですよね。。
長ーくお仕事をするためにも自分の体にも負担がかからないような介助を身につけないとですよね。
わかりやすく説明してくれている動画がありましたので参考にしてみてくださいね。
力任せでは利用者さんは動きませんし、介助する側も体を痛めてしまいます。
はい、、実際に腰が痛いです。
僕の場合は日々の中で失敗したり怒られたりしながらやってきましたが、初任者研修の資格を持っていたら、もう少しスムーズに業務にあたれたなーって振り返って思うわけですw
身体介護にはボディメカニクスという概念があります。体に負担をかけることなく介助する。自分にとっても体がラクだし、利用者さんにとっても快適。
そういったことも学べるのが初任者研修の資格。最低限の専門用語や知識、技術が身に着く介護のお仕事をするうえで入門的な資格です。
僕みたいにお仕事で遠回りしないためにもオススメの資格です。