昔の話を嬉しそうにするおじいちゃん【回想法】

こんにちは、介護士1年目の太助(@kaigoshitasuke)です。

42歳で無資格・未経験で飛び込んだ介護業界。現在、有料老人ホームで働いています。知らないことが本当に多く日々奮闘中です。

施設での一日はとってもバタバタ。人員不足ということもあり日々ルーティーンワークに追われ気味です。

そんな中でもちょっとした移動の時やおむつのパット交換の時などに、利用者様とお話をする機会をとれるよう意識しています。

するとね。色々と思い出話をされる方が本当に多いんです。

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昔は酒飲みでよぉ

お風呂からあがり、お部屋へご案内する5分くらいの間の話です。

普段、自分からお話をするタイプではないいつもニコニコしている口数の少ないおじいちゃんの利用者様。ちょっと質問してみたんです。

〇〇さんって若い頃はお酒とか飲んでたんすか?

ほんの軽い気持ちで聞いたんです。そうしたらね・・・そこからバー――っとマシンガントークです。

「そりゃぁ、昔は酒飲みでよぅ。軍隊の会合のときなんか、下っ端のころは、おい、〇〇!お前は酒は飲めんのか?って聞かれ、はいっ!好きでございます!と答えるとたくさんついでもらってなぁ。実際にお酒が大好きだから飲んだくれてたよ。そうなると、第2中隊の〇〇はすごい酒飲みだぞ。なんて言われて先輩に可愛がってもらってなぁ。何かあるたびに先輩に呼んでもらってなぁ、、そんでもって、、・・・それからさぁ・・・。そんでよぉ・・・」

話が止まりません。嬉しそうに笑顔で語り続けてくれました。

あまりにも長いことお話が続き、僕もお茶でも飲みながらずっと聞いていたかったんですが、他の業務もあって「また、お話聞かせてくださいね♪」ってその場を離れたんです。

脳が活性化する?!回想法

高齢者になると昨日のことやさっきのことは覚えていないことがありますが、昔の話はよく覚えていることが多いです。

ちょっと気になり調べてみると昔のお話をしてもらい脳を活性化させる回想法というものがあるようです。

 

人は、過去に自分がワクワクした出来事や苦労した出来事を思い出しながら話すと、低下した脳機能が活性化するといわれています。この思い出を語る行為を療法として実践するのが、「回想法」です。

回想法とは、アメリカのある精神科医が1960年代に提唱した心理療法。最初は高齢者のうつ病の治療に使われていましたが、継続して行うと認知機能の改善に効果があることが分かり、日本では介護の現場でも活用されています。

進路のミカタ

 

脳を活性化させうるおいある生活を送れるなんてステキです。

たくさんのお話をしたい!

忙しい業務のあいだのちょっとしたスキマ時間。色々な利用者様とお話をしていたらお互いにとっていいことづくめ。

たくさん生きてきたご高齢者のお話はとっても面白いし刺激的。

ご高齢者にとっても脳が活性化しステキな笑顔になれるならいいことづくめ。

さぁ、意識的に色々とお話をしていこうっと!

さぁ、今日もなんとかかんとか奮闘中です♪
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